八甲田山
会社の同僚と、秋真っ盛りの東北・青森へ。
八甲田山の紅葉狩りと、酸ヶ湯温泉を楽しんだ。
なんと言っても毛無岱の色づきが素晴らしく、秋の色が視界いっぱいに広がる。
しばらく登山とご無沙汰だったところ、遠くの山へ来たことによって唐突に秋が訪れたような感覚になりながら、山の美しさと季節の移ろいをゆっくりと味わった。

前泊した八戸市中心街を 6:00 過ぎに出発し、9:00 前に酸ヶ湯公共駐車場に到着。
その頃には区画は埋まっていて、若干の路駐が発生している状況だったので、そこに続くように駐車。

この日はよく晴れて暖かい日で、汗ばむ陽気だった。
着実に朝晩は冷え込むようで、山の紅葉はしっかりと始まっている。

温泉卵の香りがする硫黄色の谷を登っていく。

仙人岱から見上げる八甲田大岳。

それにしても突き抜けるような青空が美しい。まさに秋晴れ。

緑色と黄色と赤色がパッチワークのように重なり合って山を彩る。

大岳への最後の登りで、斜面を切り取る。

頂上部はとんでもない爆風が吹きすさいでいた。
遠景は青森市街地。
2020 年の年初に訪れた真っ白な八甲田山から 5 年ぶり 2 回目の登頂。

八甲田ロープウェイの山頂駅の建物と、その奥に青森市。
滑らかなカーブを描く青森湾の海岸線が印象的。

そしてここからは今回の八甲田登山のメインとも言える毛無岱へ。
黄金色の湿原歩き。

湿原に敷かれた木道を歩く。
今年のハイキングは木道歩きがとても多い。

上毛無岱から下毛無岱を見下ろす。
毛無岱は上下に分かれて二階建てのような地形になっており、上から下を見下ろせるところが壮観だった。

降りきったあとで、下毛無岱から振り返って見上げると、さっきまで頂上に立っていた八甲田大岳の姿が見えていた。
上毛無岱に至る段差部分の紅葉も素晴らしい。

紅葉最盛期の毛無岱に大満足をしたところで、酸ヶ湯温泉に下山。
もちろん、ここで汗を流した。名物・ヒバ千人風呂を楽しむ。全身が鉄の匂い。
昨年の秋田駒ヶ岳に続き、今年の八甲田山も最高の東北紅葉山旅となった。