平家山・京丈山・雁俣山

2023.04.07 - 2023.04.08

7 回目の九州脊梁は、この山々。
ルートとしては、ウードヤ山登山口から樅木富士・ウードヤ山などの尾根を北上して、後平家山から京丈山方面の尾根に折れる。
人と会うことも稀な静かな山で会社の仲間と 4 人、冬のように寒い夜と、春のように暖かい日を同時に過ごした 2 日間だった。

rjfdjpnnowxe

九州脊梁のふもとである熊本県八代の奥地、五家荘は春の雰囲気。

u6bogp2evf1

樅木富士、ウードヤ山までの急登を超えると、平坦で穏やかな尾根道に変わっていく。

6iafksbud3h7

九州脊梁の中腹には、いたるところに古い作業道の跡がある。
ウードヤ山から五家宮岳の中間部、このあたりは夏には藪だったが、この時期は綺麗に刈り払われていた。

5ifeunsbm3o6

さらに上部まで来ると、枯れ木の横たわる九州脊梁らしい荒涼とした風景に変わる。

esydduxka

一日目は、後平家山の手前の窪地で幕営。
この日は常に風が強く吹いてとても寒く、日が暮れると氷点下 4 ℃くらいまで下がった。

nr4limgtoj

夜は、仲間が持参していたソロストーブの小さな火を囲んで語らう。

1zk32znd0jf

京丈山の遠景。穏やかな山容だった。

v7oejg22oz

京丈山の頂上付近には、カルスト地形が広がっているところがあった。
それまで延々と続いた冬枯れの樹林帯の先に、突如として広がるこの地形は異様だった。

crcem03nr3ru

京丈山の頂上は片側が開けていて、北西側の熊本方面がよく見える。

uclleqjo2

至るところで、春らしくバイケイソウの新芽たちが健気に顔を出していた。

qgl2nna90rt

そして 2 日間最後の山は雁俣山。ここだけはこれまでの山と一転して細尾根・岩稜のシビアな道が続いた。

jqtjwotbz

危険箇所を超えて、狭い山頂に立つ。このまま南側の尾根に抜けたが、そちらは穏やかな道だった。

wokbedri5

最後は穏やかな水平歩道を通れば、二本杉峠にたどり着く。
ここから、あらかじめ置いておいたもう 1 台の車で、前日入山したウードヤ山登山口の車を回収してこちらに戻ってきた。
九州脊梁はこうやって 2 台を活かすと縦走ルートの幅が広がって楽しい。
今回も、仲間とともに素敵な山歩きを楽しむことができた。

ー以上ー