OMM JAPAN 2019

2019.11.09 - 2019.11.10

イギリス発祥の山岳レース、Original Mountain Marathon。
GPS に頼らず、地図とコンパスだけを使って、広大なフィールドに散りばめられたコントロールポイントを辿って点数を積み上げる、ロゲイニング形式のレースだ。
このレースのいいところは、全員が本気でスコア上位を目指す必要は必ずしもなく、それぞれ思い思いの楽しみ方ができるところだ。
当然、上位を目指して無駄なく立ち回ることに精を尽くす者もいれば、夜の酒宴を楽しみに温存する者もいる。
今回は、職場の同僚とペアを組んで、純粋に楽しむことをモットーに、初めての OMM に出場した。

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レース開始時に地図が配られるまで、どのようなフィールドになっているかはわからない。
今年の舞台は霧ヶ峰ということだけ知っていた状態だ。

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OMM は雨が降っても決行される。
そんな過酷な天候の中、フィールドを走り回ることも OMM の醍醐味とされるが、今回は幸運にも好天に恵まれた。

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南アルプスが遠くに見える。カラマツの紅葉が美しい。

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道なき道をゆく。
OMM では、一部の立ち入り禁止区間を除き、どこを歩くかも地図を見て決める。

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コントロールポイントには、このようなオブジェクトが設置されている。
この端末に、手元のチップを近づけることでパンチできる。

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八ヶ岳連峰の大パノラマが広がる。
こういった景色を楽しみながら走り回れるのが OMM の魅力だ。

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標高は 1800m あり、日が傾いてくるとさすがに寒い。

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立ち回りに苦労しながらも、初めての OMM、1 日目を無事に終了した。
OMM は個人戦ではなく、常にペアと二人一組での行動が求められる。
そういった中でのペース配分が課題だった。

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二日目、霜が降りるほどピリッと冷えた朝。
ペース配分に気をつけていこう。

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急斜面の藪、役目を終えた林道、霧ヶ峰を普通にハイキングで訪れれば決して辿ることのない道を、縦横無尽に駆け巡る。

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最後は雄大な風景に抱かれて、ゴールへ。

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時間制限をオーバーすると大きく減点されてしまう。
1 日目はそれでスコアがマイナスまで下がってしまったが、2 日目はきっちりと時間を守ってゴールできた。
最終スコアは正直言って目に余るものではあったが、そこは重要ではない。
この冒険を、怪我なく楽しめたことがすべて。
とはいえ、多くの課題が見つかったことも事実。また OMM に出場することがあれば、さらにレベルアップして、この冒険をより楽しみたい。

ー以上ー