四国旅行の一環で、徳島県にある剣山に登ってきた。雲多めの天気ではあったが、それがかえってしっとりとした雰囲気をつくり、色鮮やかな紅葉が映えていた。笹の道が広がるイメージの剣山だが、山腹の紅葉は見事だった。
見ノ越から入山。雨上がりの道を歩いて頂上を目指す。落葉した紅葉が登山道を彩っていた。
足元が賑やかだ。こんなにも落ち葉が綺麗だと、肝心の紅葉が終わってしまっているのではないかと不安になるが...
その心配は完全に無用だった。木々の紅葉はまだまだしっかりと残っており、鮮やかに色づいていた。奥には雲海に浮かぶ次郎笈が見える。
剣山の紅葉がここまで美しいとは思っていなかったので、嬉しい誤算だ。
山を下りてくる頃には、日差しが出てきた。木漏れ日が落ち葉を明るく照らす。
帰りは登山リフトを使って短縮。リフトから見える木々も紅葉しており、最後まで山の秋を楽しませてくれた。