地元の友人と共に、八ヶ岳へ。赤岳に登るたびにその姿が目に入り、ずっと気になっていた阿弥陀岳にようやく登ることができた。スリルのある登山道を越えた先には、そこでしか見られない景色が広がっていた。
南沢登山道を登っていくと次第に見えてくる横岳の稜線。これがかっこいいんだよな。
無論、赤岳の姿も美しい。
今回は、赤岳天望荘に宿泊する。赤岳の頂上直下、稜線上に立つ山小屋だ。夕方日没前、時間潰しに横岳方面に足を伸ばすと、黄金色に染まった赤岳に圧倒される。
翌朝、朝もやに浮かぶ富士山の姿が見えた。
奥秩父の山々の間から、太陽が顔を出す。
朝焼けに染まる阿弥陀岳と南アルプス。
雲があるので、太陽は出たり隠れたり。雲の隙間から天使の梯子が降りる。朝の日差しと雲が織りなす光のショーをしばし楽しんだ。
これから目指す阿弥陀岳に、赤岳の影がかかって細く浮かび上がる。
阿弥陀岳を登りながら、辿ってきた道を振り返る。なかなかの高度感がある。
念願の阿弥陀岳に登頂した。
行者小屋を経由して南沢登山道を辿って美濃戸口へと下りる。今回の目的だった阿弥陀岳に登頂できたことはもちろん、赤岳の稜線から眺める夕方と朝の光のショーを楽しむこともでき、一石二鳥の山旅となった。